これまでいくつかの会社で働いてきて、強く感じたことがあります。それは、「仕事よりも人間関係の方が圧倒的に重要」ということです。
もちろん、仕事をするのは会社員として当たり前のこと。ただ、普通にこなしていれば大きな問題にはなりません。むしろ、仕事ができ過ぎると逆に人間関係にひびが入ることもあると感じました。先輩より成果を出すことで、無言の圧力や疎外感を感じたこともあります。
真面目に仕事だけやっていても評価されず、むしろ上司や同僚に好かれている人の方が社内では重宝される傾向にあります。スキルや実績より、社内での「好かれ力」がものを言うのが現実です。
日本の多くの会社は実力主義ではなく、年功序列が色濃く残っています。真面目に働くより、長く在籍し、良好な人間関係を築くことが昇給や昇進につながるのです。
そういう環境の中で、私のようにあまり好かれるタイプではない人間は、会社という場所に向いていないのかもしれません。むしろ、フリーランスのような働き方の方が合っていると、今では実感しています。これは、私自身の経験から感じたリアルな思いです。