最近、「あれ?このゲーム、話題になってたのに売れてない?」と感じたこと、ありませんか?
実はここ数年、新作ゲームの売上が以前ほど伸びなくなっているという声が、業界でもユーザーの間でも増えてきています。
「グラフィックは進化してるし、宣伝もバッチリ。なのになんで?」と思いますよね。
今回は、そんな“新作ゲームが売れにくくなっている意外な理由”について掘り下げてみたいと思います。
理由①:ユーザーの“積みゲー”が増えすぎている
今、ゲーム好きな人の多くが「積みゲー」(買ったけどプレイしていないゲーム)を抱えています。
セールやサブスクで、気になるタイトルをどんどん手に入れられるようになった反面、「遊ぶ時間が足りない!」という現象が起きています。
結果として、「新作が出ても、どうせ今すぐやらないし、セールまで待とうかな…」と後回しにされがちなんです。
理由②:ライブサービス型ゲームの“長期化”
『原神』『フォートナイト』『APEX』など、一度ハマったら長く続けるタイプのゲームが主流になってきました。
これらのゲームは頻繁にアップデートがあり、次々と新要素が追加されるので、「新しいゲームを始める余裕がない」という声も。
“ひとつのゲームをずっと楽しむ”スタイルが増えたことで、新作が埋もれやすくなっているのです。
理由③:情報過多で“様子見”する人が増加
SNSやレビューサイトで、発売日当日に感想があふれる時代。
そのため、「とりあえず人柱レビュー待ち」と、様子見する人も増えています。
一度悪評が広がってしまうと、その後の巻き返しが非常に難しくなります。
発売日に買うのは“よほどのファン”か“前作が超名作”のケースだけ、という流れになっているのかもしれません。
理由④:価格とボリュームのギャップ
新作ゲームは値段が高騰してきていますが、その価格に見合うボリュームや完成度が求められます。
「フルプライスで買ったのに、内容が薄い」「バグだらけだった」なんて声が出ると、ユーザーの信頼は一気に下がってしまいます。
“高いけど最高の体験ができる”という確信が持てない限り、慎重になるのは当然かもしれません。
まとめ:ゲームが“贅沢品”になりつつある?
かつては「とりあえず新作出たら買うか!」という時代もありましたが、今は違います。
時間もお金も有限な中で、「どのゲームに投資するか」を真剣に選ぶ時代になりました。
開発側も、ただ“新しい”だけではなく、長く遊べる工夫や、ユーザーとの信頼関係づくりがますます重要になってきています。
新作が売れないのは“ユーザーが飽きたから”ではなく、“選び方がシビアになったから”なのかもしれませんね。