2025年6月19日木曜日

『ゼロからスタート!Unity ゲーム開発 1冊目の教科書』は誰に向いている?見出しから推測してみた

ひろはすさんの初の書籍『ゼロからスタート!Unity ゲーム開発 1冊目の教科書』が発売されるとのこと。実際にまだ中身を読んだわけではないのですが、見出しや概要を見る限り、どんな内容なのか、僕なりに少し考えてみました。

Unity初心者にとってはありがたい内容?

タイトル通り「ゼロからスタート」と銘打っているだけあって、これからUnityでゲームを作ってみたい!という初心者にとっては、かなり心強い内容になっていそうです。Unity系の入門書は数え切れないほど出版されていますが、そうした中でも、読者目線に立った構成であれば、それだけでも価値はあると思います。

ただ、正直に言うと、「Unityを使ってゲームを作る方法」だけであれば、他の本とあまり大きくは変わらないんじゃないかな、という印象も受けました。実際、これまでにも「Unityゲーム開発」というタイトルの書籍はかなりの数がありますし、ネットのチュートリアルも充実しています。

差別化のポイントは「ゲームの売り方」か?

そんな中で、今回の書籍が少し異なるのは、どうやらゲームの「売り方」にも触れているところ。見出しを見る限りですが、STEAMへの登録方法やストアページの作り方、SNSでの宣伝などにも触れているようです。こうした「マーケティングや販売」に関する実用的な情報は、意外と他の本には載っていないんですよね。

個人的には、ここが一番の注目ポイントだと思いました。

すでにリリース経験がある人には物足りない?

ただ、ここはちょっと引っかかる点でもあります。僕自身もそうですが、すでにSteamなどでゲームを出したことのある人にとっては、「知ってる情報が多いかも?」という懸念があります。SNS運営やストア作成の基礎などは、リリース経験があれば一通りこなしてきたことが多いので、そういう人にはあまり刺さらないかもしれません。

気になる価格とおすすめ対象

あともう一つ、気になったのは価格。定価が2,800円(税込)というのは、ちょっと高めに感じました。もちろん、内容がしっかりしていれば妥当な金額ではあるのですが、ターゲット層が「これから始める初心者」だと考えると、手が出しづらい価格かもしれません。

総合的に見ると、この本は「完全にゼロからゲーム開発を始めたい人」には非常に心強い一冊になりそうです。ただし、ある程度経験がある人にとっては、重複する内容も多く感じられる可能性がありそうですね。

まとめ

本の良し悪しは実際に手に取ってみないとわからないところもありますが、内容を見る限り、Unity初心者やインディーゲーム制作にこれから本格的に挑戦する人にとっては、有用な情報が詰まっていそうです。逆に、すでに開発・リリース経験のある方は、内容を確認してから検討してみるのが良さそうです。

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