2025年6月10日火曜日

任天堂からゲームを販売するには?—僕がスイッチ開発者を目指したときの話

今回は、僕が実際に任天堂スイッチ向けのゲーム開発者になろうとして、任天堂のパートナーシップに応募したときの体験についてお話しします。約6年前のことですが、その経験から学んだことは、これからチャレンジする方にとっても参考になると思います。

任天堂の開発パートナーになるには?

任天堂では、スイッチ向けにゲームを出したい開発者向けに、**「開発パートナーシッププログラム」**という制度があります。任天堂の公式サイトから開発者登録を申請できるようになっていて、基本的にはそのフォームに必要な情報を入力して審査を受ける、という流れです。

僕もそのサイトからエントリーしました。入力内容としては、以下のようなことを求められました:

  • 開発チームの概要(人数や構成など)

  • これまでの開発実績(リリース済みの作品など)

  • 使用しているゲームエンジン(UnityやUnreal Engineなど)

  • 現在開発中のプロジェクトがあればその概要

入力自体は特別難しいことはなく、正直に現在の状況を記入して提出しました。

結果は…不合格。でも納得できた理由

提出してから約1週間後、任天堂から英語で返信が届きました。結論としては「今回はパートナーシップを結ぶことができません」とのこと。つまり、審査に落ちたというわけです。

メールには具体的な理由は明記されていませんでしたが、「まずは面白いゲームを作ってほしい」という趣旨のメッセージが含まれていました。

当時の僕は、ゲームではなく学習用のWindowsアプリを提出していたので、今思えば当然の結果かもしれません。任天堂としては、実際に完成された“ゲーム”を作った実績が欲しかったのだと思います。

Steamでの実績がカギ?

僕の推測になりますが、任天堂が求めているのは、「最低限、Steamなどでゲームを一本リリースした経験がある開発者」ではないかと感じています。そのゲームがヒットしていなくても、販売経験そのものが重視されるような印象です。

つまり、Steamで何かしらのゲームを正式にリリースできていれば、任天堂のパートナー審査にも通る可能性は十分にあると考えています。

任天堂はインディーに前向きな企業

意外に思われるかもしれませんが、任天堂はインディーゲームに対して非常に前向きな姿勢をとっている企業です。実際、スイッチでは多くのインディーゲームがリリースされており、大手タイトルと並んでしっかりとプロモーションもされています。

そのため、開発経験があり、完成度の高いゲームを作れる開発者であれば、大手企業でなくても任天堂とのパートナーシップを結ぶことは十分に可能です。

最後に:目指すなら、まず一本完成させよう

僕のように、最初からスイッチでゲームを出すことを目指すのもいいですが、現実的にはまずSteamなどで一本ゲームをリリースするのが近道かもしれません。売上よりも、「完成させた」という実績が大切です。

もし今、スイッチでのゲーム販売を目指している方がいれば、ぜひこの体験を参考にしてみてください。

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