「現代アートって、結局なんなんだろう?」
昔の僕は、美術館で意味不明な作品を前にして、ずっとモヤモヤしていました。 「何か深い意味があるはずだ」「理解できない自分は知識が足りないのではないか」……。そうやって難しく考えすぎていた時期が長くあった気がします。
でも、今はこう思っています。「わからない部分は、そのままでいい」のだと。
好き嫌いだけで、アートは語っていい
現代アートの世界には、無理に正解を探す必要なんてありません。 わかる部分だけを解釈し、個人的に嫌いならスルーしていい。好きなものだけを受け入れれば、それで十分なんです。
実を言うと、僕は今でも多くのアートを好きになれません。 現代アートのテーマには、どこか暗く、人間のドロドロした部分をえぐり出したような作品が少なくないからです。正直、ネガティブな感情を揺さぶられる作品を見るのは、あまり心地よいものではありません。
「ポジティブ」という価値
僕はもっと、人間の可能性や嬉しさ、楽しさを表現した「明るいアート」が増えればいいなと思っています。
そう考えると、村上隆さんや奈良美智さんのようなアーティストは、やはり素晴らしいと感じます。 昔の自分なら「キャッチーすぎる」と敬遠していたかもしれませんが、今は違います。彼らの作品に宿るポジティブなエネルギーが、いかに貴重で評価されるべきものかが、感覚的に理解できるようになりました。
結局、現代アートは「自分の感覚」というフィルターを通して見るしかないんですよね。 自分が好きなものは好き、そうでないものはそうでない。無理に自分を曲げてまで受け入れる必要はないんです。
アートを「手に入れる」という豊かさ
もし、自分に大きなお金と心の余裕があるのなら。 いつか、これだと思うアートをいくつか買って飾ってみたい。そんな風に考えることがあります。
アートを所有することで、自分の心はもっと豊かになれるのかもしれない。 「いつかそんな人間になれるように頑張ろう」 そんな風に思わせてくれるのも、アートが持つひとつの力なのかもしれません。
難解な理屈は抜きにして、これからも自分の「好き」に素直に、アートを楽しんでいきたいです。