最近、AIを使ったゲーム開発に取り組んでみて、プログラミングにおけるAIの活用が非常に面白く、かつ興味深いと感じました。ここでは、自分なりに気づいた点をまとめてみます。
■ 動かなかったら“戻る”は鉄則
AIが生成したコードが動かない場合、まずは確実に前の状態に戻ることが重要です。プロンプトの変更やアプローチの見直しが必要で、中途半端に修正を続けると、かえってコード全体が崩壊していく可能性があります。無理に直させるより、一度リセットした方が早いです。
■ 複数のAIを使い分けるのがコツ
基本的にはClaudeをベースに使うのが安定していると感じました。ただし、ChatGPTなど他のAIで別の角度から質問し、比較・検討するのも有効です。軽微な修正であればChatGPTに任せるのもアリですが、設計の土台はClaudeで構築する方が無難です。
■ 大規模なコードには限界がある
AIはあまり大きなコードは読み切れません。だいたい1,000行程度が限界で、それ以上になると精度が落ちたり、処理エラーが発生したりします。大規模なプログラムのサポートには限界があると認識しておいた方がいいでしょう。
■ コピペは基本作業、でも慎重に
AIが出力したコードをコピペするのは基本の作業ですが、どこに貼り付けるかが非常に重要です。指示通りに置き換えても動作しない場合があり、どの部分を上書きし、どこを残すかの判断は人間の手で行う必要があります。この見極めを誤ると、ゲームが正しく動作しなくなります。
■ プロジェクトは「継続」が基本
AIに継続して同じプロジェクトを扱わせる方が、過去の文脈を踏まえた応答が期待でき、効率も良くなります。Claudeでもそのような回答がありました。
ただし、継続することでプロジェクトが重くなり、動作が鈍くなるというデメリットもあるので、時には新規プロジェクトでリフレッシュするのも必要です。
以上が、AIでゲーム制作を試みた中で見えてきたポイントです。
使い方次第で強力なパートナーになりますが、万能ではないので、うまく使い分けていく姿勢が大切だと感じました。