東京で過ごす最後の日、ふと思い出したのが「有料の本屋」の存在。以前ネットで見かけて気になっていたのだけど、調べてみるとそういったスタイルの本屋は都内でもかなり珍しく、検索しても1軒しか出てこなかった。いわゆる“ニッチ”な書店なのだろう。
実際に訪れてみると、本を読んでいる人は少数派。多くの人はノートパソコンを広げて、黙々と作業をしている。どうやら本屋というより、コワーキングスペースとして利用されているケースが多いようだ。
本を読むためだけにお金を払うのは、やはりハードルが高いのかもしれない。店内の蔵書も決して多くはなく、雰囲気としては小さな本屋という印象だった。正直、一度行けば十分かなと思ってしまったのも本音。
やっぱり、書店としての「品揃え」はとても大事だなと改めて感じた。
ちなみに、ここは食事やドリンクの提供もあり、喫茶店代わりに利用することもできる。入場料は1,600円。ドリンク付きで長居できることを考えれば、妥当な価格なのかもしれない。もう少し本の数があれば、もっと魅力的に感じたかもしれないけれど…。