これだけは言わせてください。
多くの人が、知らず知らずのうちにネット中毒になっています。
スマホを持っている人。パソコンを日常的に使っている人。
気づいていないだけで、ネット漬けの生活にどっぷり浸かっている人が本当に多い。
SNS、YouTube、ニュース、コメント欄…
自分に直接関係のない人たちの発言に反応し、意見を持ち、議論までしてしまう。
それが良い方向に働くこともあるけれど、全体として見ると、やっぱり中毒的だと思うんです。
しかもそれが、生活や思考、感情にまで影響を与えている。
そこまでくると、もう趣味や暇つぶしの領域ではなくて、依存症に近いものじゃないでしょうか。
自分も仕事柄ネットを使います。むしろその「中の人」かもしれない。
でも、だからこそ言えるんです。抜け出すのは簡単じゃない。
仕事で使っている限り、オフラインに逃げるわけにもいかない。
けれど、ふと思うんです。
「別にネットがなくても、生きてはいけるよな」って。
ネットがないと死ぬわけじゃない。生活が完全に崩壊するわけでもない。
なのに、なぜここまで依存してしまうのか?
たぶん、現実から逃げたいんですよね。
面倒なこと。つまらないこと。苦しいこと。
そういった現実から目をそらすために、心地よさを求めてネットの世界に潜ってしまう。
でも、それって本当に「心地よさ」なんでしょうか?
ただの麻酔なんじゃないかと思うときもあります。
気がついたら、思考停止して、反応だけして、だんだんと馬鹿になっていく。
そんな怖さも、今のネット社会にはある気がしています。